水かぶり後、もちゃこのアトピー春夏秋冬とは?
まだまだムシ暑い季節が続いてますが、お元気でしたか?アトピーやアレルギーに悩む人は、夏に症状が悪くなる人、冬の乾燥の時期に酷くなる人、春や秋など季節の変わり目に具合が悪くなる人など様々ですが、あなたはどんな感じですか?
私の場合、アトピーが軽度の時は冬の乾燥時期が、重度の時は季節の変わり目の春に、アトピーの症状が強く出ていました。さて、前回は水かぶりの実践編をお伝えしました。その後の私のアトピー症状の移り変わりをお話していこうと思います。
春から夏へ、アトピーの変化
実は私。春から水かぶりをはじめて1ヶ月半くらいで、アナフィラキシーにかかったんです。原因はカレーの香辛料と、疲労でしょうか。これにはびっくりしました。全身にかゆみを伴い、体中が腫れた状態になりましたので。
この時は、抗アレルギー剤とステロイドの塗り薬を併用し、なんとか3週間程で元の状態まで回復させました。この間、水ぶくれで皮がむけ変わるので、足裏の硬い皮までバリバリにむけます。歩くとはがれかけた足の裏の硬い皮膚が肉にめり込み、痛いのなんの・・・。またアナフィラキシーは呼吸器まで腫れあがるため、呼吸困難もあり歩くのがやっとでしたが、身体を動かさないと筋肉が落ちるのがわかっていたので、休息をとりながら少しずつ歩いたり、体操をしたり努力しました。もちろんこんな時でも、水かぶりは続けましたね。
そんな悲劇に見舞われながらも、水かぶりを春から始め、夏にはだいぶアトピーの症状もおさまってきました。肘膝などの関節やお腹周り、首筋にかゆみや湿疹が出てましたが、以前よりもだいぶかゆみは少なくなっていました。こうなるとステロイドの薬やワセリンを塗る量や回数が、ぐんぐん減っていきます。こんな風に水かぶりの成果が見えてくるので、とても嬉しいですよ。ただどうしても、腿の裏とか脇の下とか、黒ずんだ色素沈着は気になりましたね。
ステロイドはたしかに怖い薬で長期常用は避けたいですが、寝たきりになって筋肉が弱り体力を失ってしまうよりも、一時的に薬を塗ってアトピーに負けない筋力や体力を育ててあげる方が良いかなと思います。あなたも、症状が酷くなり日常生活に支障が出そうな場合は、薬を短期間使用し肌の状態を日常生活が送れるまでに回復させてはいかがでしょうか?水かぶりを続けていれば、自然と薬を手放せる日が来ますので!!
ただ、急な脱ステや、脱保湿は危険なので気をつけて下さい!!クリームやワセリンによる保湿に慣れきってしまった肌が急な乾燥にさらされると、かゆみがすごいです。かきまくって痛くなります。また急な脱ステは、体中が焼けただれたかのような副作用に見舞われますので、お気をつけ下さいませ。
夏の楽しみは水風呂でした!
夏の水風呂は本当に最高なんですよ〜。特にランニング後がおすすめ。私はゆっくりランニングをする前に、お風呂に水をはっておき、十分汗かいてランニングして帰ってきたら、ザブンと冷たい水風呂に頭から潜っていましたよ♪
ランニングで体内まで火照っているので、水風呂に入っても冷たくないんです。ちょうど良い感じになります。ランニングして汗をかいても、すぐに汗を流してしまうため、あまり痒みを感じずに済むと思います。
こうやって、夏の時期から水風呂に親しみ、肌に水の冷たさを慣らしていくんです。
秋になりアトピーがひいてきた!
そして、夏が過ぎて秋になり、だいぶ涼しさが増してくるとともに、夏の熱気と一緒にアトピーも沈静化してきたんです!これは驚きましたね。
あんなにひどかったアトピーが、スーッとひいてくるとは。特に首周りですね。鍼の先生によると、私の場合、内臓の熱が体表、特に上半身に逃げて発疹を起こしているタイプなんです。なので、足よりも、首周りや腕、脇、腹がだいぶ湿疹がひどかったんですよ。
気温が下がって身体の熱気もだいぶ取れてきたのか、かゆみがスーッとひいてきたのはうれしかったですね。
秋は段々冷えを感じる
今の時期から、段々と水が冷たくなってくるのを感じます。気温は同じくらいあっても、もう秋に近づいていて、少しずつ水の温度は冷えてきてるんですよね。
水をかぶることに、ためらいを感じ始めます。でも、まだまだ冬はこれからなので、楽しんで水かぶりをしていきましょう。
また、季節の変わり目でブタクサなどの花粉症を併発している方もいると思います。体調管理に気をつけて、水かぶりを続けてみてください。あなたのアトピーも秋の涼しさと共にスーッとひいてくると良いですね。
こういった季節の変わり目に苦しむ方は、自宅でリラックスしながらアロマテラピーをしてみるのも良い気分転換になるでしょう。
真冬の真水をかぶり、気づいたこと
水かぶりは4月から始めたので、春夏と過ぎる頃から水の冷たさに身体が慣れてきました。
スパや銭湯などの温浴施設にも、定期的に通っていたので、44度位の熱湯と、16度前後の水風呂の温度差の感覚にも慣れてきたはずでした。
でも、家で真冬の水を頭から浴びるのは、また違った感覚でしたね。やっぱり水が冷たいんですよ。今日は止めとこうかな?と何度思ったことか!でも、ここで止めたら又アトピーがひどくなるかもしれないと思うと、途中で止めるという選択はありませんでしたね。
真冬の水は、頭から水をかぶると、貧血でも起こしたのか砂あらしが被ったかの様に水が頭にグーッとしみるんです。これが、1日の嫌な出来事をも洗い流してしまうかの様な威力がありました。強烈すぎて、嫌なこと忘れちゃうんというかw
真冬の真水はそれくらい強烈ですねぇ。
春の時期を恐れていたが…
私、花粉症で肌荒れしてしまう春の季節の変わり目の時期を、一番恐れていました。重度アトピーを発症してからというもの、毎年かなりアトピーが悪化して、風が吹いても傷口が痛くなるくらいかきむしったりしてました。
それが、目の周りや手先にも全身真っ赤になるくらいのひどいやつだったんです。これが形を変えて、年によっては原因不明の腰痛として出たりしたこともありました。
だから、春から水かぶりをはじめ、1冬越した次の春であっても、油断ができなかったです。どこまでアトピーが悪化するのかちょっと怖かったんですが・・・。
なんと、そこまで酷くならなかったんですよ。確かにマスクをしていてもスギやヒノキの花粉に反応してしまうため、目の周りは赤くなりました。手先まで湿疹は出ましたが、毎年春になると悩まされていた、あの歩けなくなるくらいのアトピーの酷さには至りませんでした。ほっとしたと同時に、水かぶりをして本当に良かったと思いました。