怒りが原因?アナフィラキシー発症?!
心と身体は密接につながっている。私にはそう実感した経験がある。
アレルギー体質の人は、十分用心してほしいと思う。
- 怒りでボッコんボッコん皮膚が噴火した。
- 皆さんはアナフィラキシーってご存知?
- その日の夜・・・。
- アナフィラキシーから回復しようとあがく毎日。
- アトピー苦にして死ぬなんて、くやしいじゃん!!
- アナフィラキシーで静養中にしていたこと。
- 怒りの火が自分を痛めつけた!?
- 心と身体は密接につながっていると、つくづく実感。
怒りでボッコんボッコん皮膚が噴火した。
アレルギー体質の人は、いつ、どんな形でアレルギー反応を起こしたり、体質が変化したりするかわからないのである。
あれは、ことが起きる数週間前のこと。身近な人間関係において、とてつもない怒りがわいた時があった。結局のところ、怒りは悲しみの裏返し。身近にいる人に、なんで理解してもらえないんだろうって思うから、怒りがわいてくるの。
その怒りはじくじくと溜まり、肉体疲労という要因も重なった時、肌を通して大爆発を起こしたのだ!そう。めちゃんこ怖い、アナフィラキシーと言う形で・・・。これは、私のアレルギー人生初の怖い経験だったので、ぜひ皆さんにお話しておきたいと思う。
皆さんはアナフィラキシーってご存知?
有名なのが、ピーナッツやそばのアナフィラキシー。アレルゲンを接種後に、呼吸困難を起こしたり、身体中腫れ上がる、強烈なアレルギー反応のこと。重症のアナフィラキシーは、生命の危険さえあると言われている。
この時の私の場合。怒り+過労+アレルゲン物質や刺激物の摂取(アルコール、いくら、いちご等)と色々な要因が重なった時に、アナフィラキシーを起こした。確かにその日、予兆はあったのだ!
体の疲れを感じ、また胃がご飯を受けつけずにいたのに、誕生日で豪勢な料理が出たため、無理していつもよりこってりした料理と刺激物を食べていた。少し調子が悪いだけと軽くみていた。
その日の夜・・・。
身体の内側から、もぞもぞかゆみだし、全身かゆみ過ぎて全然眠れない!!と数時間過ぎた。そして身体に今までに感じたことのない異変が起こることになる。
「なっ、なに!?この違和感は!?一体私の身体に、何が起きたわけ??」こんな風に思ったのを覚えている。
次の日、目覚めて鏡を見たら、そこにはお岩さんになった自分がいた。顔が、殴られた後のボクサー並みにボコボコに腫れ上がっている。それだけでは済まず、身体中が2倍くらいに腫れ・・・。指も足も身体に溜まった水分で、痛いくらいにパンパン。手にえくぼができはじめたし!
おまけに高熱が出て布団から起き上がれず、軽く呼吸困難になっていた。すぐにかかりつけの皮膚科のクリニックに行ったが、歩くだけでも辛いのに、紹介状を持たされて、大きな病院にたらい回し。即入院するように言われた。
でも、どうせ入院すれば、強いステロイド入りの塗り薬やつけ藥で薬漬けにされることは分かってた。また、今までの経験から医者不信になっており、それ以上の診療や入院は拒否。大量に処方された危ない薬やステロイドのつけ藥だけを持ち帰った。
実はこの時、抗アレルギー剤以外、飲まなかったんだけどね。そして、自宅に帰って1ヶ月静養して自然治癒を待った。
このときの写真あるし。載せたいけども、めっちゃ私お化けみたいよ・・・。そこのあなた!見る勇気ある〜??見た目、本当にお岩か、内山くんかって感じ。
そして2週間くらいで、全身に溜まっていた水分が、皮膚を破り出てきた。それから、全身の皮がドンドンむけいって脱皮状態に・・・まるで蛇女。
アナフィラキシーから回復しようとあがく毎日。
こうして、3月にアナフィラキシーを起こした私。今まで何度もアトピーのリバウンドとは戦ってきたけれど。こんな風に、一日で身体中が腫れ上がるのは初めて。一体全体、何が起きたのかさっぱりわからなかった!
このときの気持ち?顔面変わりすぎてショックとか、ツライとか、悲しいとか、号泣とか、そんなことは、とうの昔に散々やってきたので、今回は超越してた。毎日、鏡を見て、顔の腫れが少しでも早くひかないかなぁと、うずうずしてたかな。
病から這い上がろうと、とにかく必死。フルタイムで仕事してたし、早く治らないとって、焦りでいっぱい。少し歩くだけでも息切れがするくらい身体が消耗して、弱っていたね。
アトピー苦にして死ぬなんて、くやしいじゃん!!
アトピーが悪化してからいろんな目にあった。死にたいって、今まで何度も思ってはきたけれど。本気で死ぬ勇気なんて私はなかった。それに、死んだらアトピーに負けるって事だよ?悔しくない?なんとか戦って勝つしかないでしょ?
私は最後に勝つために生まれたの!最後に勝つのは、絶対に自分。ずっとそう思って生きている。
人生の幸、不幸は、死ぬまで分からない。今幸せそうに見えてる人だって、本当に幸せかどうかなんて分からないよ。その一歩先には崖が待っているかもしれないじゃない?
また不幸せそうに見える人だって、実は幸せかもしれない。そして次にどんな幸運が訪れるかなんて、誰にも予想はできないもの。
私の周りではうつ病が原因でとか、酔っ払った勢いで自殺しちゃった人達がいる。私は次に待ち受ける未来が見てみたいし、そしてなによりも、私を支えてくれた人たちを思えば、回復して生きていくしかないと、どんなに辛い時でも思ってた。
死にたいなんて思っている底の君、簡単に死を選ぶなんてもったいないよ。次に何が待っているのかなんて誰にも分からないし。その目でしっかりとあなたの人生を全部見届けないと、もったいないよ。
アナフィラキシーで静養中にしていたこと。
静養中の一ヶ月間。健康オタクなおばあちゃんみたいな生活をしていた。足ツボ揉み。体内の水分を調節するツボ押し。ストレッチしたり。できる限り血液循環を良くして、パンパンに膨らんだ身体の水分がめぐるようにした。
あと治りたいけど、薬は極力使いたくないので、抗アレルギー剤だけ飲んで、かゆみはがまんして自然にまかせてたかな。医者は「薬塗ったり飲んだりしなきゃ治らない。入院しろ。」っていったけど。ちゃんと私は自然治癒力で治ったから!!!(医者と薬については、また違う記事に色々書こうと思う。たくさん言いたいことあるし。)
ただ、脱ステロイド時のリバウンドに似た症状を抱え、かなり肉体的にダメージを負った。少し歩くだけでも息が切れる毎日。完全に弱ってた。身体に溜まった水分のおかげか、かゆみもなかなか止まらなかった。
お岩さんのように身体中がボコボコに膨れ上がり、皮膚が蛇女のように脱皮した私は、かかりつけの鍼灸院に通っていた。この鍼灸師さんが、私に自分の心や怒りを省みること、心と身体の密接な関係を教えてくれることになる。
怒りの火が自分を痛めつけた!?
私には、6年ほど前から通っている鍼灸院がある。鍼灸と言っても、刺さない鍼(てい鍼)だ。これはまったく痛くない。時々刺す鍼もしてもらう。急性の腰痛などは、一鍼さすだけで治ってしまった。鍼って急性の病気には良く効くよね。でも何十年続いた慢性病を治すのは、時間がかかるらしい。
このかかりつけの鍼灸師さんによると、怒りは火になり自分を痛める。怒ると肝臓を傷める。悲しむと、腎臓を傷めるらしい。
今回のアナフィラキシーは、私の身体で一番弱い部分の「皮膚」から、怒りの炎が吹き出した状態なのだろう、と鍼灸師さんにいわれた。
「あんまり怒っちゃだめですよ。」と、鍼灸師さんから眉尻を下げて言われたときに反省した。そして今までの自分の心や身体を省みた。怒りが自分を傷つける。そっか。
そういえば、ふつふつと沸く怒りを考えすぎて、思いつめ呼吸も浅くなっていた。身体の芯が震えるような、嫌な感じもしていた。今思えば、心も身体も怒り過ぎて、考えすぎて、とても疲れていたのだろう。
心と身体は密接につながっていると、つくづく実感。
なによりも、私がアナフィラキシーを起こすことにより、周囲を心配させることに、心が痛んだ。自分が痛い思いするのはもう慣れっこだが、心配する周りの人が神経消耗するから可哀想だよ。
まぁ、私の怒りの根本の原因は、絶対に許すことのできない父親への怒りだと思う。なかなか根深くて治りにくかったのは、そのせいだろう・・・。ただね、怒りってその裏に大きな悲しみがあると思う。期待を裏切られた悲しみとか。
で、その悲しみの裏には、愛されたい、認められたいっていう気持ちがあるんだと思う。
そういう悲しい気持ちを無理やり押し込めようとすると、怒りがわいてくるんじゃないかな。だから、怒る人って相手に特別な何かを期待してるんだよ。だから、怒り=悲しみ=愛されたいなんだよね。たぶん。
今は瞑想をして、心を平安な状態に導くようにしている。あと、ヒトには期待し過ぎないようにした。愛されたいとすがるんじゃなくて、ちゃんと自分から愛するようにする。
怒りの気持ちがわいても、ストレスは抱えずに、スポーツで解消したりとか。こちらからコミュニケーションをとる様にするとか。今も試行錯誤中だけどね。怒りの気持ちを抱かないように、うまくバランスをとれてるかな。
香辛料が原因?アナフィラキシー発症?!〜再発編〜へ続く・・・。
こんな方法で、怒りをコントロールしてみたらどうでしょう?↓