もちゃこが制限を受けたもの＋α 〜職業編〜
全部をアトピーやアレルギーのせいにするつもりはありませんが・・・・。
子どもが成人してからもアレルギーやアトピーでいると、ろくなことはありません。職業もその１つ。病気があるって、非常に子どもの人生を狭めることなんです！私は、これでもかというくらい職業について制限を受けましたし、差別とか嫌な目にも遭いました。未来ある子供達をこんな目に合わせたくないですね。
そこの親御さん、早めにお子さんに健康作りをさせて、アトピーやアレルギーも治してあげてくださいね。
もちゃこが実際経験した制限
まずリーマンショック時は、職が見つからずノイローゼになりそうでしたね。重度アトピーになり、退職せざる負えなくなった私。あまりの痒みに職安で退職後の給付金を受け取るのも数ヶ月も遅れ、貯金を切り崩して生きていました。
家で療養した後は少しずつでもアトピーが改善してゆけば、またアルバイトや期間限定の短時間労働でもどうにか食べて行くお金を稼がねばなりませんでした。
私には、頼りになるようなATMも銀行もありませんでしたから。病気の時だってなんだって、いつだって自力でなんとかする他ありませんでした。今でもそうですが、私はいつも自力で食い扶持を確保する野良猫なんです！その代償として得られるのが、何にも代えがたい「自由」なんです！！
旦那様がいて、食わせてもらってる飼い豚なのに「ATMに弁当作ってやった」とか言っている人が、今の自由で輝いている私の表面だけを見て、羨ましいと嫉妬してきたりしました。
では、ヌクヌクとATMに飼われている飼い豚の貴女。私みたいに自由に輝きたいなら、私が背負ったと同じだけの影と闇を背負い切れる自信はありますか？ずっと飼い豚でいた貴方が、餌を自分でとってこれる野良猫になれるのでしょうか？私のこんな負の部分を見たら、羨ましいなんて一言も言えないのではずですよね。普通の人が私と同じ目にあったら、頭狂うと思いますし。
その辺で旦那様の愚痴を吐いている人を見るにつけ、内心「でも、あなた食わせてもらってるじゃん。守ってもらってるじゃない。安心して子供まで産ませてもらえて、守ってくれる旦那様にどんな不満があるの？感謝できないのか？」と反感すら覚えます。
と、話が逸れましたが・・・。
いくつもバイトの面接に行きました。
リーマンショック時には、体調を考慮してフルタイムではなく、短時間で募集している、いろんなバイトの面接に行きました。
でも、人は見た目が100%、普通が一番なんですよね。短時間ワークは主婦の方優先なんです。そして私の場合、重度アトピーで顔が真っ赤だと、病気があるとばれてしまいなかなか採用してもらえませんでした。
それはそうですよね。他にも若くて健康な人がいれば、何も好き好んでわざわざ病気がちそうな人はとりません。
面接で受けた拷問
面接受けると、チラッと顔を見たかと思えば、なるべく目線を私からさける面接官が多かったですが。
ある面接を受けた2社からは、あからさまに嫌悪をあらわされ、詰問調で詰め寄られました。「あなた病気ですよね？」「健康じゃないんでしょう？」怒ったように言われました。多分、花粉症のせいで私の顔に発赤が出ていたのでしょう。
私が病気だからといって、あなた達に何の不利益があるのでしょうか？採用したくなければ、何も言わずに落とせばいいだけの筈なのに…。
何が悲しくて、ここまで責められないといけないのでしょう。私だって好きでアトピーになったわけではありません。
時はリーマンショックで、なかなか職も見つからず、アルバイト探しに奔走しましたが、このひどい仕打ちをした１つの会社は、旧国◉の子会社です…w
面接官は旧◉鉄の、天下り会社のオヤヂでした。
自分が健康だから、分からない病気にかかっている人を畏怖する気持ちはなんとなく理解できますが、心が狭い人って案外多いです。本当に病人には冷たいですよ。
面接で聞かれたこと
あと、顔のアトピーが治ってから、面接を受けに行ったバイト先では、こんな風に聞かれたこともあります。「アトピーとかアレルギーありませんよね？あるとうちじゃ仕事難しいんで…。」これは、実際にあの有名な100均のお店と、横文字のパン屋さんで言われた事です。
100均の場合、様々な種類の商品を扱い、その商品に化学薬品が含まれている事が多いため、敏感な人だと痒みを起こしたりするらしいのです。
またパン屋さんでは、手の甲で肌が丈夫かどうか？そして、アレルギーがあるかどうかの傷跡検査もされました。元々アレルギーがあると職業柄、常に小麦粉に触れるどうしても小麦粉アレルギーになり易いらしいので、こちらも泣く泣く諦めました。
飲食店のバイトも受けましたが、首筋とかアトピーだと分かると落とされましたね。
もちゃこの見つけたバイトとは？
アトピーが軽減した後は、短期バイトや派遣に登録して、重要書類の確認とか、封筒に書類を入れる事務作業とか、ポスティング。アトピーの症状がだいぶ治まってきた後は、スーパーで試飲や試食をしたりしました。色んな職業を経験しましたね。
昔から結構花形な職業に憧れを抱いていたもちゃこでしたので、裏方の地味な作業に徹するのは夢に描いていたのとは真逆の人生。が、食べていかざる負えないので歯を食いしばって頑張りました。
でも、流石にコンビニでバイトを数年続けた時は、落ちるところまで落ちた感があり・・・。（いや、職業に貴賎はないと言いますが。）自分が悔しくて悔しくて不覚にも仕事中に、目に涙が滲みました。私の人生、こんなハズじゃなかったのにって。(いや、お客様や他のスタッフの前では泣きませんよ。一人の時に悔しくて泣けたんです。)
自分の人生、こんな筈じゃない！こんなもんじゃない！負けてたまるか！
この時期は我慢と忍耐で、かなりの重量のある飲料を何箱も1人で担ぎ、腕や指、腰を何度も負傷しながら、生き続けるために歯を食いしばって仕事しました。
もちゃこが学生の時に憧れた職業
私は一時期CAになりたいなと思ったのですが、アトピーやアレルギー持ちだとこの職業に就くのは困難です。まず、体力が人並み以上でないと続かないようです。
また、就活でも傷跡検査なるものがありましたから、軽度アトピーでもひじ裏や膝裏などを検査されれば、アトピーだとバレてしまいます。
あと、私が就活をしようとした時期は、今のデータで見ると就職氷河期の1番ピークだった時。就活しようにも、選べるだけの仕事なんて世の中にはありませんでした。
今の学生さんは良いですよね。雑誌や広告にも採用募集が載っていて引く手数多です。若ければ、面白そうな仕事が街中にたくさん転がっています。選び放題ですよ。私もバブル世代やバブル世代の子どもに生まれたかったですね。
私たちの時代は先輩や同期の学生は、男性でも女性でもやりたくもない営業かホテルのフロントに泣く泣く就職してましたね。物心つけばバブル崩壊、就職しようと思えば就職氷河期…。
そしてもちろん就活時に国内線のCAは採用自体がなく。CAになるのは諦めました。
就職氷河期が溶けて学生の就活が自由自在になったのは、私が卒業して4～6年ぐらい経ってからでしょうか。第二新卒という言葉で採用募集が始まったのも卒後3年過ぎてから。実際、既に私は第二新卒でも就活できない年齢でした。
大学卒業しても就職できずにずーっと派遣で生きていた私にとっては、楽しそうに仲間と笑いながら就活している学生さんを、苦虫噛み潰した顔で見つめていました。数年生まれるのが遅いだけで、こんなに就活の状況も変わるのかと。。
それからボーナスなんて、今まで1度ももらったことないので…(⌒-⌒; )
一度でいいから、ボーナスいただいてみたかったですね。バブル時代のお話を聞くと、別世界のような気がします。
せっかくがんばって大学受験して、面白くもない授業をひたすら我慢して受けて、なんのために大学卒業したのか、すごい疑問でした。特に大学行く目的もなく、就職もろくにできないのなら、大学行った理由が見つかりませんでしたし、行く必要もなかったと今でも思っています。
日本は未だに新卒か第二新卒、もしくは20代後半から30くらいの人間しか採用しない会社が多いです。そんな会社はどんどん淘汰されて、外資に潰されれば良いと思います。本当。
ただ、どんな職業についたとしても、アトピーが自力で治せないくらいの体力だと続きません。自分の可愛い子どもを、こんな目に合わせたいですか？貴方が保護者という名目で面倒をみられるうちに、お願いだから子どものアトピーを真剣になって治してあげて下さい！
本当に・・・。
アトピーだと、憧れの職業にもつけませんから
アトピーだと、就ける職業にも制限を受けます。
