アトピー歴30年超!!もちゃこのアトピー完治記

30年以上アレルギーマーチに苦しみました。 元アトピー患者の、もちゃこです。 アトピー&アレルギー格闘記書いてます。 もちゃこ流アトピーの治し方も公開中。 写真と銭湯、甘いものが好き。 絶対にあきらめるな!がモットー。早くアトピー治しちゃおうね♪

香辛料が原因?アナフィラキシー発症?!〜再発編〜

怒りが原因?アナフィラキシー発症?!より続く。その当時、大きな病院で言われたことなんだけど。「1度アナフィラキシーになると、何度も繰り返しやすい。」らしい。その時は、軽く聞き流したのだが・・・。

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 また再発です!!お岩さんと蛇女になりましたから!!

実は1度目のアナフィラキシーから4ヶ月後。2度目のアナフィラキシーに襲われ、またもや地獄を見ることになるのだ・・・。

 

この日、なぜか唇がかゆんだ。赤く少し腫れた感じになってたが、いつものアレルギー反応だろうとあまり気にせずにいた。その頃には多分、疲労が溜まっていたのだと思う。なのに銭湯行って。余計疲れたのかも。

 

しかも昼夜2食とも外食続き。こってりしたものを食べた。今考えると、食事内容が自殺行為だったと思う。やっぱり、アレルギー持ちは、食事に気をつけるべきだね。

 

 ジャジャーン!!これがアナフィラキシーになる前に食べたメニューであ〜る。

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昼は、バターと卵たっぷりのオムライス♬夜は、香辛料がドバドバインドカレー

 

いやほんと、胃腸が丈夫な普通の人には、なんでもないメニューなんだけどね^^;

 

その日の夜に、また身体に異変を感じた。

まるで自分が、油の海の上に浮かんでいるような気がしていた。身体中がオイルに包まれた感じ。心地悪くて眠れない。そしてまたあの異常なかゆみに襲われた。そして私は気づいたのだ。

 

アナフィラキシーが再発したことを・・・。またか!!

 

次の朝。鏡を見ると。そこにはお岩さんの様に、顔がボコボコに腫れ上がった自分がいる。呆然とした。泣きたいのに泣けない。4ヶ月前にアナフィラキシーになった時まで、時間が巻き戻った気がした。

 

せっかく1ヶ月静養して、嫌というほど苦労したのに、また再発・・・。やっと身体のコンディションが元に戻り、可愛い服が着られるようになっていたのに!!

 

鍼灸師さんが分析してくれた再発の理由。

 

そして、私はまた鍼灸院に駆け込むことになる。鍼灸師さん曰く。「初回のアナフィラキシー「怒り」になり、肌から出てきた。2回目のアナフィラキシーは、カレーに含まる「香辛料」になり、肌から吹き出てきた状態なのだろう。」

要約すると、こんな感じ。

 

元々、私は香辛料をうまく消化できるだけの胃腸を持ち合わせていないそうだ。特に玄米酵素アトピーゲキ悪化してからというもの、胃腸の調子が悪くなったまま元に戻らずにいる。そんな私が、今回は自分のキャパ以上のカレー(香辛料)を食べた。

 

「そこで身体が、胃腸から正常に消化しきれなかった香辛料や、その熱を体外に排泄するため、皮膚から出そうとしたのだろう。」鍼灸師さんが解説してくれた。

 

確かにうなづける。実は私、昔から香辛料や辛い物が苦手。家庭で食べていたのも、甘口のカレー。なのにここ数ヶ月のうちに、何度も外食でカレーを食べていた・・・。しかも今回は、インド人が作った香辛料ドバドバインドカレー・・・。

 

そりゃどう考えても私の胃腸には、キャパオーバー。いつも食べ慣れないものを、胃腸の弱い私が消化しきれなくて当たり前。胃腸も皮膚も、消化しきれない香辛料の処理に、たいそう困ったことだろう。

 

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困らせてごめんね、私の胃腸!

 怒りの火については、なるべく怒らないように気をつけていたのだが。アトピーの症状が回復していくのに連れ、食事に対して鷹揚になっていた。つい、羽目を外してね。いや、だいぶ羽目を外して。なんでもこーい♪なんでも食べてやる〜♪みたいな感じだったかもしれない。

 

胃腸にダイレクトに響く刺激物への意識が、薄れていたようだ。まぁ、疲労もかなり溜まっていたし、胃腸もいつもより疲れていたのだろう。それにしても、肌という私の弱い部分から、香辛料の「火」が吹き出したのは、人体の不思議だね。

 

で、今回は医者に行ったのか?

前回の経験で、足の裏の皮がバリンバリンにむけると、歩けないぐらい痛いのがわかった。だから治りを早くするため、今回はお医者さん行きましたよ〜。抗アレルギー剤いただいて。ほとんどつけてないけど、ストロングのステロイドもいただきました。

 

おかげさまで今回は数週間で治して、なんとか働きに行けました。んー、なんで医者は再発したのに、エピペン処方してくれないんだろ〜。って思う。初回は、気道も腫れていた感じで、息が上手く吸えなくて息切れがした。だから、結構重症な方だったハズなんだけどね〜。

 

でも私の場合、複雑に要因が絡み合って、アナフィラキシー現象が起きるわけなので。

普通の蜂とか蕎麦アレルギーが重度の人みたく、原因が特定されていないから、エピペン処方されないのかもね。

 

一体、アナフィラキシーでどんな症状が起きたのか??

まず最初。全身を襲う激しいかゆみの後、顔や身体中がパンパンにはれあがった。目が開かないくらいに、どこの肥満児?ってくらいパンパンなるの。手の甲にエクボができて。これ以上むくんだら破裂しちゃうってくらいにむくみ過ぎて、腕や手が痛んだ。そして、身体中がかゆんだ。

 

それから1週間経つか経たないかで、水疱が足の裏やてのひらにできて。そして手や足、顔の皮が破けると、水分が出てくる。その後、全身からポロポロ皮膚が剥がれ落ち。徐々に綺麗な肌に戻る感じ。

 

発症から症状が治まるまでは、多分人それぞれだと思うけど。私の場合は、治るまで数週間から1ヶ月程度かかった。そして皮膚が綺麗で正常な状態に戻るまで、数ヶ月を要した。

 

アナフィラキシーになって大変だったこと。

本当に、ここには書ききれないほど、アナフィラキシーもめちゃめちゃ大変。アトピーのリバウンドよりも、処理が大変。ズバリ、毎日のおそうじも骨が折れた。

 

皮下に水分が溜まり、かゆみと一緒にその水分が外に出る。その後、死んでしまった皮膚がむけ、真皮になるまで、身体中が脱皮状態になるのだ。足の裏の、本来なら固いはずの皮さえもガバッとむけた。部屋中、ピラピラむけた皮だらけ。

 

毎日、畳をホウキではいて、部屋の中をお掃除してた。自分の皮膚の皮と向き合う日々、思い出しただけ泣けてくる。

 

あと大変だったのが、洋服。何着ていいか分からないよ〜。

 脱皮してる時の肌はとても敏感で、皮がとても薄くなっている。季節は夏なのに、肌が外に出せなかった。肌が完全に再生するまで、長袖に長ズボン。もちろんサンダルもはけない。傷から化膿したり、感染症起こしたら、大変なので。

 

あぁ、この前までやっと肌が回復して、可愛いいお洋服やパンプスも履ける様になっていたのに!!くやしいなぁ、もうって感じ。

 

つくづく神様は意地悪だなぁと思う。

アトピー、鼻炎、花粉症、喘息。そしてアナフィラキシー。私は人の何倍もアレルギーに打ちのめされてきたと思う。なのに、この世界には風邪一つ引くことなく、ピンピンコロリで死ぬ人も多い。

 

「花粉症?スギ花粉の下で遊んでたけど、なったことないよ」とか。「インフルエンザ?かかったこと1度もないね」とか。そういう、おじいやおばあが、沢山いるでしょ?

 

粗食で育った彼らの胃腸は、とにかく頑丈。皮膚も丈夫なのだ!!

 

こういう人たちに出会うたびに。なんで自分は、病気に足を取られているのか。好きなこともできず、お金、若さ、時間、仕事、色んなものを失うのか。なぜ、ズルズルとアレルギーと共存しているんだろうと落ち込むことがあった。何度となく。

 

今の私が言えるのは、アトピー治したきゃ「とりあえず身体を鍛え、内臓を強くしよう」かな。アレルギーに打ち勝つだけの身体づくりを、小さいうちからしましょうねってこと。

 

あとは、自分を支えてくれる人のことを考えて、落ち込んでも早く立ち直るようにする。それだけかな。

 

アナフィラキシー発症後、身体の変化に気づく。

重要なことを思い出したので、付け足す。なんとぉ〜!悲しいことに。

 

2回目のアナフィラキシー発症後に、香辛料が一切食べられなくなった。発症数週間後、スープの中に少しでも胡椒が入っているだけでダメ。口に入れようとすると、もうむせる。発症数ヶ月後でも、胃腸が微細な香辛料を感知して、腸がブツブツいっていた。怖いので、柿ピーすら食べられず。

 

カレーはもちろん避けてた。家族が美味しそうに食べていようと。たまに食べたくなるけどね。今もあまり積極的には食べないなぁ。アトピー治っても刺激物は取らないに越したことはないものね。あの悪夢のような日々を思えばなおさら。

 

アレルギー持ちの人は、アレルギーマーチを起こさないように、気をつけてね。

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アレルギーマーチは、花粉症にもおよびます↓

mochi36.hatenablog.com